「いつも同じものだから飽きた」
夜の献立の話で、子どもにものすごく痛いところを突かれた。
どうやら、私のレパートリーが少ないことは、ばれているらしい。
なにせ私は、毎日カレーライスでもいいと思っているような人間だ。
できれば、曜日で献立を決めてしまいたい。そのほうが楽だし、落ち着く。
なんなら、パートナーに作ってもらいたい。でも今は家事分担で、料理は私が作るしかない。
私には面倒なこだわりもある。出来合いやレトルトは、あまり使いたくない。健康に良くないからだ。
だから本音を言えば、自分の分だけ作っていたい。家族の分はパートナーが作る。そんな空想までしてしまう。
ぐだぐだ管を巻いているうちに、ふと思った。月単位で献立を決めてしまうのは、案外ありかもしれない。
「子ども受けがよく、健康にもいいレパートリーを増やしていく」──そういう作業に読み替えてしまえば、むしろ楽しめそうな気がする。ジョブ・クラフティングというやつだ。
思えば今までも、そうやってレシピを増やしてきた。
味覚の感度がバラバラな子どもたちに、どうやって栄養をとってもらうか。私の価値観に合った、認知的クラフティングだと思う。
淡々と料理を作れたら、どんなに楽だろう。パートナーを見ていると、そう思う。レシピにアレンジなんか加えて、楽しんでいる。
私がそこを目指すと、少ししんどい。だから堅実に、パターンを増やしていく。
いつか、人に料理を作らなくて済む日が来るまで。
ひとまず、料理が苦しくならないやり方を、みずからえらぶ。
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